こんにちは!
いつもビジネスラボをご覧いただき、
ありがとうございます。
今回、「ビジネスラボ」では、
ステルス値上げ
についてご紹介したいと思います。
ここ最近、コロナやウクライナとロシアとの戦争により、
消費者が気づきにくい「ステルス値上げ
(シュリンクフレーション)」
が気付かないうちに相次いでいます。
目次
「ステルス値上げとは」
このステルス値上げとは、商品の価格を
据え置いたまま容量やサイズを縮小させ、
実質的な値上げを行うことをさします。
皆さんは、買い物をしたときに
「値段は変わらないが、前より中身が減った気がする」
と感じたことはありませんか?
その商品はステルス値上げが行われている
可能性が高いと思います。
ステルス値上げが相次ぐ背景には、
原材料・エネルギー価格の高騰など
があります。
ステルスという言葉には、
「隠密」「こっそり行う」という
意味があります。
そのため、ステルス値上げとは、
「消費者が気づきにくい値上げ」
を意味します。
商品の価格は変わらないものの、
お菓子1箱当たりの個数や、
冷凍食品のグラム数や個数が
減っている、飲み物の容量が減っている
などがあります。
メーカーは、原材料の高騰により
商品の値段を上げたい場合、
あからさまに値上げをすると
購入者が敬遠して売り上げが落ち込んでしまいます。
そこで、価格やパッケージは変えず、
容量やサイズを縮小させることで、
実質的な値上げをしているんですね。
「シュリンクフレーション」
なお、ステルス値上げは、
「内容量等の縮小(シュリンク)」と
「物価上昇(インフレーション)」を
組み合わせて「シュリンクフレーション」
とも呼ばれています。
インフレーションとは、物やサービスが値上がりし、
お金の価値が下がることを意味します。
消費者庁の物価モニター調査によれば、
「3年前と比較して実質値上げが増えたと感じる」
と回答した人は82.2%にも上っています。
「日常的に買っている商品について、
実質値上げが原因で買う商品を変えた
(または買うのをやめた)ことがある」
と回答した人は24.8%になるなど、
企業の実質値上げに対し、消費者が敏感に
反応していることが分かりますね。
このような実質値上げの動きは
一般的には分かりにくいものですが、
消費者の生活に大きな影響を与えるので、
今後気にしていく必要があると思います。