こんにちは!
今回、「ビジネスラボ」では、
最近のサラリーマンの転職事情って
どういう感じなんだろうというのを紹介したいと思います。
★転職成功者の平均年齢
大手転職サイトdodaの統計をみてみますと、2018年上半期における
転職成功者の平均年齢は31.6歳です。男性の平均年齢は32.4歳、
女性は29.7歳です。2017年下半期の32.1歳からやや下がりましたが、
30歳以上をキープしています。
転職者の平均年齢は徐々に上昇を始めましたが、
今後もこの傾向は続くと予想されます。
★転職成功者の年齢割合
2018年上半期の場合、転職成功した方は、25〜29歳の割合が
39.6%と最多でしたが、30~34歳の割合が23.3%、40歳以上が14.0%と
30歳以上も転職に成功している傾向にあるみたいです。
★年齢別の平均年収
20代 346万円(男:367万円、女:319万円)
30代 452万円(男:583万円、女:413万円)
40代 528万円(男:452万円、女:382万円)
50代以上 645万円(男:690万円、女:442万円)
これを見ますと、年を重ねるごとに男女間での年収に差が見られてきますね。
昔は「35歳が転職の限界」なんて言われていましたが、
近年では転職の平均年齢は上昇している傾向にあるみたいです。
統計を見ても転職者の4人に1人は35歳以上であり、高い割合を占めています。
労働人口、特に20代の人口が減少傾向にあり、30代や40代の人材も活用する必要が
会社にも出てきたためです。30代までなら新しい職種に挑戦する余地はあるので、
転職を経験したい方は35歳までの転職がおすすめです。
ひととおりのビジネススキルを習得した28歳、専門度の増した35歳、
マネジメント経験のある40歳といった具合に年齢ごとに適したスキルが
あれば転職も怖くありません。
とはいえ、28歳は転職に最適な年齢と言えます。数年間の社会人生活を経て、
スキルやビジネスマナーが磨かれつつあり、キャリアアップを図るのに適しています。
そのため、転職を検討している方は28歳をめどに35歳くらいまでの間に転職をするなら、
真剣に考えてみましょう。
では、30代で必要なスキルとどういったものが転職に役立つ、必要とされるのでしょう。
・成果ベースでの強み
・リーダーシップを発揮出来る
・マネジメント経験している
ポータブルスキル※をアピールできれば、キャリアアップや給料アップを期待できます。
専門性の高いスキルがあるとさらによいです。
※「ポータブルスキル」とは、その名の通り「持ち運びできる能力」のこと。
どの会社で働く場合でも活かせるスキルであり、転職のときに役立つと注目されています。
★ここ5年で、転職者数は15%程度増加
総務省統計局による「労働力調査 平成30年(2018年)」を
参照すると、2013年~2018年の5年間に、転職者数は15%程度
増加していることがわかります。
★2019年、33.4%の企業が中途採用を増やす
㈱リクルートキャリアの「2019年 転職市場の展望」によれば、
2019年度の中途採用計画は「増やす」が33.4%と1/3に及びます。
これらをみると、転職活動はどんどん当たり前になってきていますね。

★★転職で得られるメリット★★
1:キャリアアップ
「キャリアアップ」とは、特定の分野について
今よりもさらに専門的な知識を身に付け、能力を向上させて、
経歴を高めるということです。転職によって現職より収入が
多い仕事を得たり、ポジションが上がったりするなど、
自らの市場価値が高まることも指します。
転職により、仕事の幅や裁量を広げることが
メリットだといえるでしょう。
2:年収アップ
同じ職場に留まりつづけても、年収はなかなか上がらないのが現状です。
日系企業では、スキルがあろうが、実績をあげようが、横並びの評価から
抜け出しにくいのが現状です。そのため、年収をアップさせるには
転職するしかないケースが少なくないです。
年収を決めるのは、スキル・実績ではなく「どの会社にいるか」に
なっているのが現状。
将来よりよい生活を求めるのであれば、転職も一つの選択肢を
言えると思います。
昔のように終身雇用が当たり前の時代と違って、
かなり大手の企業でも、リストラを断行しています。
経団連の会長も「終身雇用を前提にすることが限界」と
言っています。
逆に、転職に意識をもっていくことで、
・転職市場で求められるスキルを知る
・転職活動に慣れる
といったリスク回避も出来ます。
いつでも転職可能な状態を作っておくことこそが、
今後、最もリスクが少ない選択と言えるのではないでしょうか。